最初にことわっておきますがあくまでメインの趣味は釣りですので、その道のエキスパートな方々が撮るようなアートな写真は決して期待しないでください。
基本は釣り同様「お手軽」がコンセプトであり、それゆえ星撮りのメイン機材もとてもシンプルです。
メインはコンパクトデジタルカメラと小さな三脚にリモートケーブルだけです。これで自宅周辺の夜空程度なら、肉眼で見る以上の星が十二分に写ります。
上段のカメラ(XZ-2)とコンデジ用の小型三脚にレリーズ(リモートケーブル)が普段使いの機材。
さらにお手軽に済ませるときは、XZ-10を使う事も。(この写真を撮っているカメラなのでここには写っていません)
ただし、XZ-10はMFが出来ないので使い方は限られます。
これくらいなら、夜釣りのお供にそれほど荷物になりませんし、自宅の庭でちょい撮りでも苦にならないです。
さて、前おきはこのくらいにしておきましょう。
1月1日(木) 0:00頃の東南の空の様子
いわゆる大晦日からの年越しで初撮りです。
XZ-2 6.0mm F2.0 / ISO640 / SS 10sec.
自宅の庭からなので電線が写ってしまっていますね、、。じつはアングルを変えて撮り直したら、今度は曇ってきてしまいまして…。
この時間だとまだ月明かりがあるので、ISOを少し低めにしてあります。月明かりの無い日でなおかつもう少し場所を選べば(光害の少ない場所なら)もしかしたら天の川が写るかも知れません。
絞りは開放(F1.8)の方がSS的には良いのでしょうけど、木星の光条を出すためにあえて絞っています。
ちなみに、こちらは解説用。
たぶんここにアップする写真のほとんどすべては、このレベルものばかりです。
でも、このくらいの写り方が子供たちに位置関係を説明する場合など、都合が良いときもあります。それに…私自身も写ったものを見て勉強してますので(笑)。
<余談>
ところで、XZ-2(とXZ-10)を星撮りに使う理由はお手軽なため…なわけですが、そもそもどんなカメラならお手軽なのかを少し書いておきます。もし、お手持ちのカメラが以下に該当するなら試してみると意外に面白いかもしれません。
・何といっても機動性
APS-C以上の一眼レフを釣りで常用できる(方を若干一名存じてはいますがw)というなら、これはメリット
ではないのかな~。
・マニュアルモードがある
普及価格帯以上の製品ならだいたいモードダイヤルにMはありますけどね。ISO感度、シャッター速度、
絞り値、フォーカス(ただしXZ-10はMFはできない)がマニュアル設定できれば十分かと。
・レンズが明るい
明るい(F値が小さいレンズ)ほどシャッター速度が稼げる。
(レンズが暗い場合はISO感度を上げて対処するが、小型センサー機の場合限界値が低い)
ただし、T端は暗くても良いでしょう。ほとんどの場合、W端でなければ三脚撮影では星は流れてしまいます
ので…。
・価格が安い
自分が買ったときは発売当初のほぼ半値でした。(資金にゆとりのある方には関係ないです)
・RAW形式が扱える
なくてもかまわないが、あれば多少のミスは現像時にカバーできる。
いわゆる高級コンデジならほとんどはクリアしていると思われます。
なお、レリーズ(リモートケーブル)は無ければセルフタイマで代用可ですが、今時のカメラならスマートフォンから操作できてしまうのでもはや過去の物かもしれません。
では、その2がもしあれば…。